「月額料金が安い格安SIMには、どんなデメリットがあるの?」「格安SIMは種類が豊富だからどれを選べばいいか分からない」と悩んでいませんか。
本記事では、格安SIMのデメリットと上手に活用する方法、選び方のポイントを解説します。
格安SIMのデメリットや活用方法をおさえて、快適な通信環境を手に入れましょう。
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- 1 格安SIMとは
- 2 格安SIMのデメリット19選
- 2.1 1.大手キャリアより通信速度が不安定
- 2.2 2.家族割が少ない
- 2.3 3.通話定額プランが少ない
- 2.4 4.決済方法はクレジットカードが多い
- 2.5 5.乗り換え後の数日間は電話が使えないことも
- 2.6 6.キャリアのサービスは利用不可
- 2.7 7.キャリアメールは有料
- 2.8 8.LINEのID検索がほぼできない
- 2.9 9.テザリングができない機種もある
- 2.10 10.サポート体制が不十分
- 2.11 11.初期設定は自分で行う
- 2.12 12.SIMロック解除などビギナー向きでない作業も
- 2.13 13.店舗数が大手キャリアより少ない
- 2.14 14.購入できる端末が少なめ
- 2.15 15.データ容量が大手キャリアより少ないものも
- 2.16 16.使い方によっては料金が高くなるケースも
- 2.17 17.最低契約期間や違約金があることも
- 2.18 18.通信制限にかかることがある
- 2.19 19.通話料金が高くなりやすい
- 3 格安SIMのメリット5つ
- 4 格安SIM選びで比較したい要点
- 5 格安SIMを後悔しない人の特徴
- 6 大手キャリアの格安オンラインプラン
- 7 格安SIMはポイントをおさえて上手に活用
格安SIMとは
「格安SIMとは何か」「SIMカードとはどういったものか」について、分かりやすく解説します。
MVNO提供の月額料金が安いSIM
格安SIMとは、MVNOという通信事業者が提供している比較的月額料金の安いSIMカードのことです。
MVNOが提供しているサービスや、MVNOそのものを格安SIMとよぶこともあります。
カード型の形状をしているため、「SIMカード」とよばれています。
加入者の情報や電話番号などの情報を記録しているものもSIMカードです。
スマホにSIMカードを挿すことで、電話や通信が行なえます。
SIMカードを挿さない限り、通常の電話はできません。
大手キャリアが提供している通信サービスは料金の高いものもあるため、格安SIMを利用することで、通信費がおさえられます。
ただし、格安SIMを使う際にはいくつか注意点があります。
格安SIMは低料金で利用できる一方、デメリットもあるからです。
事前に格安SIMのデメリットと対策を確認して、スマホでの快適なインターネットの活用につなげましょう。
格安SIMのデメリット19選
格安SIMは月額料金の安さが魅力である一方、使い方によってはデメリットもあります。
ここでは、デメリット19選と格安SIMを使いこなす方法を解説します。
1.大手キャリアより通信速度が不安定
格安SIMは大手キャリアより通信速度が不安定になりやすい傾向にあります。
大手キャリアは自社の無線通信回線設備があるため、一般的に安定した通信が提供しやすいです。
一方、格安SIMは大手キャリアの回線設備を借りているため、お昼の時間帯の混雑時や利用状況によっては通信速度が低下する可能性があります。
格安SIMの通信速度の低下は常に起こるわけではありませんが、ユーザーは格安SIMの利用時間に注意しておきましょう。
2.家族割が少ない
格安SIMは、大手キャリアに比べると家族割引サービスの提供が多くありません。
例えば、格安SIMのLINEMOは家族割引サービスを設けていません。
ただし、格安SIMのなかには、以下のとおり家族割のサービスを提供しているところもあります。
格安SIM | 家族割のサービス内容 |
mineo | 「家族割引」で別居・別姓の家族含め、最大5回線まで月額55円割引 |
Y!モバイル | 「家族割引サービス」で別居家族含め、2回線目以降毎月1,188円割引 |
BIGLOBEモバイル | 「BIGLOBE家族割」で2回線目から全プラン月額220円割引 |
家族割は毎月の月額料金が値引かれるので、家族で格安SIMに乗り換える場合はお得になります。
3.通話定額プランが少ない
格安SIMは、通話料定額プランのあるところが限られています。
携帯電話で通話する機会が多い方は、下表のような通話定額プランのある格安SIMを選びましょう。
格安SIM | 通話割引のサービス内容 |
mineo | 「かけ放題サービス」で10分以内(月額550円)か時間無制限(月額1,210円)で通話かけ放題 |
Y!モバイル | 「通話オプション」で10分以内(月額770円)か時間無制限(月額1,870円)で通話かけ放題 |
BIGLOBEモバイル | 「選べる通話オプション」で3分以内(月額660円)や10分以内(月額913円)で通話かけ放題 |
OCN モバイル ONE | 「OCNでんわ かけ放題オプション」で10分以内(月額935円)や完全かけ放題(月額1,430円)で通話かけ放題 |
上記の他にも、特定の3人だけ時間無制限でかけ放題というサービスなどもあります。
4.決済方法はクレジットカードが多い
格安SIMの料金の支払いは、口座振替でなくクレジットカードを指定するところが多いです。
クレジットカードを持っている人はポイントが貯まるためお得ですが、持っていない方は契約できません。
ただし、下記のとおり一部の格安SIMでは口座振替やデビットカードに対応しています。
口座振替対応 |
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デビットカード対応 |
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そのほか、mineoはeo光ネットを利用していて、口座振替で料金を支払っていたら、格安SIMの料金も口座振替で払えます。
クレジットカードを持っていない人は、口座振替やデビットカード支払い可能な格安SIMを選ぼう
5.乗り換え後の数日間は電話が使えないことも
格安SIMに乗り換える際、一部の格安SIMでは携帯電話で通話できない期間が発生することもあります。
Webサイトで乗り換え手続きを行なった場合、SIMカードが自宅などに郵送されるまでの数日間は回線切り替えができないため携帯電話で通話できません。
ただし、ユーザーが好きなタイミングで回線切り替えできるサービスを提供している格安SIMも増えています。
また実店舗がある格安SIMでは、申し込みと同時にSIMカードがもらえるため、即日で回線の切り替えができます。
即日開通できる格安SIM |
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実店舗が比較的多い格安SIM |
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格安SIMの乗り換え手続きに自信のない場合は、実店舗がある格安SIMで申込むとサポートも受けられます。
6.キャリアのサービスは利用不可
格安SIMは、大手キャリアの提供しているサービスのほとんどが利用できません。
格安SIMに乗り換えた場合、キャリア決済が利用できなくなるため、有料アプリはクレジットカードやプリペイドカードなどで支払う必要があります。
一方、キャリアのなかにはユーザー以外にも自社サービスを広げようとする動きがあります。
そのため、一部のサービスは格安SIMに乗り換えた後も利用できます。
利用できるサービスの一例を下記にまとめました。
格安SIMユーザーが利用できるサービス
- dビデオ
- dアニメストア
- dマガジン
- dポイント(要手続き)
- au自分銀行
格安SIMに乗り換えた後もdアカウントが利用できるため、dビデオなどの映像作品が楽しめます。
7.キャリアメールは有料
格安SIMに乗り換えた場合、キャリアメールは有料オプションになります。
キャリアメールとは、メールアドレスが「~@docomo.ne.jp」、「~@ezweb.ne.jp」、「~@softbank.ne.jp」となっているものです。
キャリアメールの維持に料金を払いたくない人は、無料で使えるGmailや格安SIM提供のメールアドレスを利用しましょう。
8.LINEのID検索がほぼできない
LINEのID検索は年齢認証をしたうえで利用できるサービスです。
ほとんどの格安SIMは年齢認証ができないため、LINEのID検索は使えません。
そのため、友だち追加をする場合はID検索以外の方法で行なう必要があります。
ただし、こちらの格安SIMは年齢認証ができます。
年齢認証ができる格安SIM
- ahamo
- LINEMO
- Y!モバイル
- mineo ※デュアルタイプのSIMでのみLINEの年齢認証が可能。
- IILmio ※IIJmioは音声SIM・音声eSIMのみLINEの年齢認証が可能。データSIM・SMS SIM・データeSIMでは年齢認証不可。
年齢認証ができない格安SIMで友だちを追加したい場合は、「ふるふる」「QRコードの利用」「専用URL」を利用しましょう。
9.テザリングができない機種もある
大手キャリアで購入したスマホの機種によっては、格安SIMでテザリングができないものもあります。
また一部の格安SIMでは、テザリングを利用するために申込が必要なものや別途料金が必要なものもあります。
格安SIMを使ってテザリングをしたい人は、事前に格安SIMのサポートセンターや動作確認端末一覧などで、利用するスマホがテザリング可能かということと追加料金がかからないかについて確認しましょう。
SIMフリースマホは、ほとんどの場合でテザリングが可能です。
10.サポート体制が不十分
格安SIMは実店舗が少ないため、大手キャリアに比べて店頭でのサポートが充実していない傾向にあります。
格安SIMでは、電話やメールでのサポートがほとんどです。
スマホ故障時は自分でメーカーに問い合わせなくてはいけません。
ただし、下記のとおり保証サービスを提供している格安SIMもあります。
格安SIM | 保証サービス | 月額料金 |
Y!モバイル | 故障安心パック | 759円 |
BIGLOBEモバイル | BIGLOBE SIM端末保証サービス | 550円 |
楽天モバイル | スマホ交換保証プラス | 715円 |
保証内容は「最短当日に新品同様の同機種に交換できる」など充実しています。
11.初期設定は自分で行う
格安SIMはインターネット上からサービスを申し込むため、開通手続きや初期設定などは自分で行なわなくてはいけません。
スマホでデータ通信を行なうためのAPN設定は、端末ごとにやり方が異なります。
スマホの設定に不慣れな人はANP設定で迷うことがあるようです。
また、初めてSIMカードを差し替える人は、SIMカードトレーの引き出しや挿入に戸惑うこともあります。
ただし、どちらの作業も慣れればそれほど難しい作業ではありません。
12.SIMロック解除などビギナー向きでない作業も
格安SIMは、ビギナー向きでない作業があります。代表例を2つ紹介します。
- SIMロック解除
- SIMカードと端末の相性チェック
SIMロック解除とは、スマホ端末にかかっている「通信できる回線が限定されている制限」を解除する手続きです。
SIMカードとスマホ端末は相性があるため、問題なく通信できる組み合わせかについて公式サイトなどで確認する必要があります。
上記の作業を初めて行う人は戸惑うことがあるかもしれませんが、こちらも慣れれば難しいものではありません。
13.店舗数が大手キャリアより少ない
格安SIMの店舗数は大手キャリアより少ない傾向にあります。
実店舗数を少なくすることでコストがおさえられ、低価格で通信サービスが提供できるからです。
そのため、データ移行などの手続きは自分で行なわなくてはいけません。
比較的店舗数の多い格安SIMは以下のとおりです。
格安SIM | 店舗数 |
Y!モバイル | 2,527店舗 |
UQモバイル | 2,373店舗 |
楽天モバイル | 1,173店舗 |
(2023年現在)
格安SIMだけでなく、大手キャリアも実店舗数は削減の動きがあります。
14.購入できる端末が少なめ
格安SIMはスマホ端末を販売していますが、大手キャリアに比べて購入できるスマホ端末は少ない傾向にあります。
例えば、Y!モバイルはiPhone14を使うことができるものの、販売はしていません。
ただし、スマホ端末は格安SIM経由でなくても購入できます。
量販店などでは、どのSIMカードでも利用できるSIMフリーのスマホも販売されています。
SIMフリースマホの一例
- iPhone14
- Google Pixel 7a
- Xperia 1 V
- AQUOS sense7
- OPPO Reno9 A
そのほか、SIMフリー端末は幅広いラインナップが揃っています。
15.データ容量が大手キャリアより少ないものも
格安SIMは、大手キャリアよりデータ容量の少ないプランが多いです。
大手キャリアはデータ無制限プランがありますが、格安SIMで無制限プランを設けているところはあまりありません。
そのため、格安SIMでテザリングをしたい人は、データ容量が足りなくなる可能性もあります。
データは追加で買えますが、不足分を購入し続けていればコストがかかります。
テザリングをしたい人はデータ無制限の楽天モバイル(月額3,278円)などの利用がおすすめです。
16.使い方によっては料金が高くなるケースも
スマホの使い方によっては、大手キャリアより格安SIMのほうが料金の高くなるケースもあります。
とくに、大容量のデータ通信を行いたい人は注意しましょう。
ソフトバンクのギガ無制限の「メリハリ無制限」月額7,238円より、ビッグローブモバイルの「30ギガプラン」月額7,425円のほうが高い
大手キャリアは様々な割引サービスを設けているところが多いため、適用された場合の実質の月額料金は格安SIMと大差ない場合があります。
そのため、格安SIMで月額料金を下げたい人は、今払っている月額料金から本当に安くなるか確認しましょう。
17.最低契約期間や違約金があることも
大手キャリアとほとんどの格安SIMでは、最低契約期間の制度を撤廃しています。
そのため違約金や解約金がかかりません。
一方、格安SIMの一部では、最低契約期間が残っているところもあります。
最低契約期間内に解約した場合、違約金がかかるケースもあるため注意しましょう。
ただし、以前のように「最低契約期間は2年間」という長期間のものはほとんどありません。
「利用開始日の翌月末日まで」など短いものが多いです。
18.通信制限にかかることがある
格安SIMは、契約しているデータ容量を使い切った際に、通信制限が発生します。
通信制限とは、通信速度が低速になる制限です。
一般的に、通信制限時の速度は200kbps~128kbps程度になります。
通信制限になった場合の影響は以下の通りです。
- Webサイトの読み込みが遅くなる
- スムーズに動画が視聴できない
- メールやLINEトークは問題ないことが多い
通信制限にかかりにくくするために、SNSは動画が自動再生されないように設定するなど工夫しましょう。
19.通話料金が高くなりやすい
一部の格安SIMには、通話かけ放題のプランがありません。
そのため、かけ放題プランや家族間通話無料サービスなどが充実している大手キャリアより通話料金の高くなることもあります。
しかし、一部の格安SIMでは通話かけ放題プランの提供があります。
よく通話する方は、通話かけ放題プランのある格安SIMを選ぶか、LINE通話などを利用しましょう。
格安SIMのメリット5つ
格安SIMのメリットを5つ紹介します。
1.料金プランが格安
まず、格安SIMのメリットとして料金の安さがあげられます。
大手キャリアより格安SIMの月額料金は数千円ほど安くなるケースもあります。
月額料金を安くおさえられる理由は、大手キャリアから通信設備の一部を借りてサービスを運営しているため、基地局設置の初期投資と維持費用が必要ないためです。
また、実店舗数が少ないため、人件費や家賃などもおさえられます。
これらのコストダウンの施策が月額料金の低価格化につながっています。
2.料金プランが分かりやすい
格安SIMは料金プランが分かりやすいこともメリットです。
格安SIMの料金プランは大きく分けてこちらの2種類です。
- 毎月固定の月額制
- 利用したデータ容量分だけ払う従量制
格安SIMは、あらかじめ明確な料金体系が明示されていることも多いです。
オプションや各種割引サービスの組み合わせによって、実質の月額料金が異なるということもあまりありません。
そのため、ユーザーは契約前に実際の支払う料金が把握しやすくなっています。
3.手持ちの端末が使える
大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、現在使っている端末を引き続き利用することができます。
ただし、2021年9月以前にキャリアで買った端末は、SIMロックというほかのキャリアで使えない制限がかけられているケースが多いです。
SIMロックがかかっている端末は、ロック解除を行なえば格安SIMでも利用可能です。
ロック解除の方法は、キャリアの公式サイトで確認できます。
4.少ないデータ容量のプランも多い
格安SIMは、データ容量の少ないプランが多いです。
例えば、povoやイオンモバイルは1GBのプランもあります。
総務省が実施したアンケートによると、毎月のデータ容量が3GB未満で収まる人は、全体の約5割という結果でした。
約半数の人にとって、大容量のデータ通信は不要ということが分かります。
格安SIMはデータ容量の少ないプランが多いため「外出先であまりモバイルデータ通信を使わないので、月額料金を安くしたい」人にぴったりです。
5.テザリングができるものも
格安SIMのほとんどが、テザリング機能を無料で提供しています。
テザリング機能を無料提供している格安SIMの一例を紹介します。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- BIGLOBEモバイル
- mineo
テザリングが利用できたら、Wi-Fiを契約しなくてもパソコンやタブレットでインターネットにつなげることが可能です。
また、格安SIMのデータ容量は大容量か無制限でないと、すぐにデータを使い切ってしまう懸念もあります。
テザリングを行なう前に、スマホ端末の互換性と契約データ容量を確認しましょう。
参考記事:【Android・iPhone別】スマホテザリングのやり方を徹底解説!
格安SIM選びで比較したい要点
格安SIMを選ぶ際に、比較したい要点を解説します。
データ通信量と月額料金
毎月利用するデータ通信量を考慮して、格安SIMの月額料金を比較しましょう。
同じデータ通信量でも、格安SIMによって月額料金は異なります。
適切なデータ通信量を選ぶことで「データが余った」という無駄が防げ、コストパフォーマンスも向上します。
通常、通信量の多さと月額料金の高さは、ほぼ比例します。
一方で、余った通信量を翌月に繰り越せるサービスを提供しているところもあります。
毎月の通信量に差がある人は、繰り越しサービスを提供しているところを選ぶのもひとつの方法です。
これにより、利用量の変動に柔軟に対応できるようになります。
通信速度
次に、通信速度をチェックしましょう。
格安SIMは大手キャリアから回線設備を借りているため、時間帯によっては通信速度が遅くなるケースもあります。
格安SIMのなかには、公式サイトに通信速度を記載しているところがありますが、いずれもベストエフォートという理論値です。
常に記載された速度が出るわけではありません。
回線の混み具合や利用状況によって速度が遅くなることもあります。
ストレスなくスマホでインターネットを楽しみたい人は、通信速度も確認しましょう。
オプションサービス
格安SIMは、各社でオプションサービスを提供しています。
自分の使い方にあったオプションサービスのある格安SIMを選ぶことで、より快適に利用できます。
オプションサービスの一例を紹介します。
オプションサービスの例 | オプションサービスの内容 | 格安SIMの例 |
通話オプション | 5分や10分の通話がかけ放題 | mineo
POVO NUROモバイル |
データ容量追加オプション | データ容量が足りない場合、必要な分だけ追加 | IIJmio
イオンモバイル ロケットモバイル |
データ繰り越しオプション | 使いきれなかったデータ容量を翌月に繰り越し | mineo
BIGLOBEモバイル OCN モバイル ONE |
オプションを活用することで、コストパフォーマンスの向上につなげられます。
音声通話SIMとデータ専用SIM
格安SIMは大きく分けてこちらの2種類があります。
- 音声通話SIM
- データ専用SIM
スマホで格安SIMを利用する場合、音声通話SIMを選ぶ人がほとんどです。
データ専用SIMは通話ができないため、緊急通報をかけることができません。
ただし、音声通話SIMのほうが月額料金は少し高い傾向にあります。
スマホを2台持ちしていて2台目のスマホで格安SIMを利用する人や、タブレットで利用する人はデータ専用SIMを選ぶケースもあります。
対応エリア
格安SIMの対応エリアは、回線設備を借りている大手キャリアの対応エリアと同じです。
理由は、大手キャリアの回線設備を使っているためです。
例えば、auから回線設備を借りているUQモバイルは、auが対応しているエリアで利用できます。
mineoなど格安SIMによっては、利用する回線が選べるところもあります。
格安SIMの対応エリアが知りたい人は、回線設備を借りているキャリアの対応エリアをチェックしましょう。
上記のリンクからキャリアのサービスエリアマップが確認できます。
格安SIMを後悔しない人の特徴
これまで、格安SIMのデメリットとメリット、選び方を紹介しました。
これらをふまえて、どういうタイプの人が格安SIMと相性がいいのかまとめます。
月額料金を安くしたい人
格安SIMに乗り換えて後悔しない人の特徴は、月額料金を安くしたい人です。
格安SIMは大手キャリアより月額料金が安くなる傾向にあるため「とにかく月額料金をおさえたい」人は格安SIMに乗り換えても後悔しにくいと考えられます。
格安SIMのプランによっては、数百円から利用できるものもあります。
ただし、前述したとおり格安SIMはキャリアよりサポートが万全でなく、通信速度の遅くなる時間帯があることは注意しましょう。
スマホを2台持ちしたい人
モバイル社会研究所の「モバイル社会白書 2019年版」によると、スマホを2台持っている人の23.4%は格安SIMを利用していることが分かっています。
スマホを2台持ちたい人が格安SIMを利用した場合、後悔しにくいと思われます。
1台目は大手キャリアのSIMを利用して通話用にし、2台目はサブ機として利用するなど、様々な使い方があります。
スマホを2台持つことで、仕事用とプライベート用、子ども用などに分けることもできます。
2台持ちしたい人は、格安SIMを選ぶことで通信費をおさえることが可能です。
自宅にWi-Fiがある人
自宅に固定回線のWi-Fiがある場合、格安SIMが効率的に活用できます。
ほとんどの固定回線のWi-Fiは、速度制限がないためです。
自宅ではデータ容量の大きい動画をダウンロードして、外出先ではオフラインで動画を楽しむという使い方ができます。
また自宅のWi-Fiで、スマホのOSのアップデートなどデータ容量の大きい作業を行なうことが可能です。
スマホのデータ容量を使うタイミングは外出時のみに限定されるため、節約につなげられます。
通話はあまりしない人
通話をあまりしない人は格安SIMを利用しても後悔しにくいといえます。
格安SIMのなかには、大手キャリアより通話料を高く設定しているところがあります。
「家族間や同じキャリア間なら通話料無料」というサービスもあまり提供されていません。
「通話はあまりしない」「通話するときはLINE通話が多い」人にとって、これらの問題はそれほど関係がありません。
そのため、通話をあまりしない人が格安SIMに乗り換えた場合、月額料金が上がって後悔することは考えにくいです。
自分である程度の操作ができる人
格安SIMは、自分である程度スマホの操作や設定ができる人に向いています。
格安SIMは実店舗が少ないため、対面で操作方法を教えてもらうことができないからです。
「スマホの操作などで分からないことがあれば自分で調べられる」人におすすめといえます。
スマホの操作方法や設定は、格安SIMの公式サイトやスマホのメーカーのサイトなどに記載されていることがほとんどです。
最初は操作にとまどうことがあるかもしれませんが、1度経験すると次からは自分で行なえるものも多いです。
大手キャリアの格安オンラインプラン
大手キャリアが提供している格安オンラインプランを紹介します。
格安オンラインプランは格安SIMとして紹介されることが多く、キャリアが提供している安心感と低料金を実現したサービスです。
docomo|ahamo
docomoが提供している格安オンラインプランはahamoです。
ahamoはdocomoのプレミアムプランと同じ速度です。
格安オンラインプラン名 | ahamo |
料金 |
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メリット |
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注意点 |
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こんな人におすすめ |
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KDDI|povo
KDDIが提供している格安オンラインプランはpovoです。
povoには新規受付を締め切ったpovo1.0とpovo2.0があります。
povo2.0は必要なデータ容量だけをトッピングして利用できます。
格安オンラインプラン名 | povo2.0 |
料金 |
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メリット |
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注意点 |
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こんな人におすすめ |
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ソフトバンク|LINEMO
ソフトバンクが提供している格安オンラインプランはLINEMOです。
ソフトバンクに吸収されたLINEモバイルプランの後継で、LINEをよく使う人に利便性の高いプランです。
格安オンラインプラン名 | LINEMO |
料金 |
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メリット |
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注意点 |
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こんな人におすすめ |
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格安SIMはポイントをおさえて上手に活用
格安SIMのデメリットを紹介しました。
格安SIMのデメリットは、大手キャリアより通信速度が安定していないことやサポート体制の不十分なことがあげられます。
ただし、格安SIMは月額数百円から利用できるプランが多く、通信費を大幅におさえることが可能です。
大手キャリアが提供している格安オンラインプランは比較的通信も安定しやすいうえに、値段も低価格におさえられています。
それぞれのデメリットやメリットを意識して、自分にあった通信プランを選びましょう。