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Ymobileの新プラン「シンプル2」は既存のプランとどう違うの?

Ymobileが新プラン「シンプル2」を発表しました。現在もシンプルプランを提供しているため、「新プランと具体的にどのような違いがあるのか」「どんな人に合うプラン?」「お得に利用する方法は?」と疑問に思う人も少なくないでしょう。

本記事では、具体的な「シンプル2」の詳細や旧プランとの比較をしていきます。利用する際の注意点や「シンプル2」がおすすめの人なども解説していきますので参考にしてみてください。

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2023年10月以降登場のYmobileの新プラン「シンプル2」とは?

画像出典:Y!mobile 新プラン「シンプルプラン2」

本章では、Ymobileの新プラン「シンプル2」ついて詳しく紹介します。

また、料金プラン・通話料金・サービス内容で旧プランとどのように違うのか比較していきます。

「シンプル2」について|2023年10月3日から

「シンプル2」は、旧プランとなる「シンプルS/M/L」と仕組みはほとんど一緒です。大きな違いとなるのは、データ容量基本料金割引です。「シンプル2」の主な特徴として、以下のものが挙げられます。

  • 旧プランの「シンプルS/M/L」からデータ容量が増量
  • 余ったデータ容量は翌月に繰り越し可能
  • 当月のデータ使用量が1GB以下の場合、基本料金から自動的に割引

 

「シンプル2」のサービスが始まったのは2023年10月3日から。10月3日からの申し込みは新プランになりますが、10月2日までに旧プランへ申し込んでいる人は引き続き旧プランの利用になります。そのため、「シンプル2」が開始されるからといって旧プランから新プランへ自動移行されることはありません。

旧プランと「シンプル2」の料金プラン比較

料金プランについて、旧プランと「シンプル2」で比較すると以下の通りです。価格は税込で表記しています。

旧プラン シンプル2
データ容量 S 3GB 4GB
M 15GB 20GB
L 25GB 30GB
基本料金 S 2,178円 2,365円
M 3,278円 4,015円
L 4,158円 5,115円
データ使用量が1GB以下の割引金額 S × 適用外
M 1,100円
L 2,200円

「シンプル2」は利用可能なデータ容量が増えているため、基本料金も値上げされています。また、新たに月のデータ使用量が1GB以下だった場合は割引されるサービスも登場しています。当月、ほとんどスマホを使わなかった際、自動的に割引されるという便利なサービスです。

データ容量よりも全体的な値上げが気になるという人は、割引を利用するとお得になります。

旧プランと「シンプル2」の通話料金の比較

通話料金は変わらず30秒につき22円(税込)ですが、これまでの「だれとでも定額」と「スーパーだれとでも定額」が新しくなります。だれとでも定額とは10分かけ放題のサービスであり、スーパーだれとでも定額は24時間かけ放題のサービスです。旧プランと「シンプル2」それぞれの価格について、以下の表でまとめました。

旧プラン シンプル2
10分かけ放題 だれとでも定額:770円 だれとでも定額+:880円
24時間かけ放題 スーパーだれとでも定額:1,870円 スーパーだれとでも定額+:1,980円
留守番電話プラス 330円
割込通話 220円
グループ通話 220円
一定額ストップ 110円

旧プランと比べて「シンプル2」は一律110円の値上がりをしていますが、新しくなった「だれとでも定額+」と「スーパーだれとでも定額+」には、4つの有料サービスが無料で付帯しています。付帯するサービスは、上記の表に記載している「留守番電話プラス」「割込通話」「グループ通話」「一定額ストップ」です。

個別で4つのオプションを有料で利用していたという人には、シンプル2はお得になります。

旧プランと変わっていないこと、新たに増えたサービス

その他、旧プランとの違いについて以下の表でまとめました。

旧プラン シンプル2
データ増量オプション(550円) S:2GB

M:5GB

L:5GB

データ容量繰り越し ◯対応
家族割引(2回線目以降) 1,188円 1,100円
おうち割でんきセット(A)割引 110円
おうち割 光セット(A)割引 1,188円 S:1,100円

M:1,650円

L:1,650円

PayPayカード割引 × 187円
シェアプラン S:1,078円

M:539円

L:539円

539円

「シンプル2」では、新たな割引としてPayPayカード割引が登場しました。PayPayカード割引とは、携帯料金の支払いをPayPayカードまたはPayPayカードゴールドにすることで適用される割引です。

シェアプランとは1つの回線で利用しているデータ容量を、タブレットなどの別の端末に分けて使うことができるプランです。これまではS/M/Lのそれぞれで料金が異なりましたが、「シンプル2」は一律539円になったためシンプルSを利用していた人にはお得になります。

「シンプル2」をお得に利用する方法

本章では、「シンプル2」をお得に利用する方法について紹介します。主な方法としては、以下の4つが挙げられます。

  • PayPay割りを使う
  • おうち割りセットを使う
  • 家族割引サービスを使う
  • 最大割引適用後の料金比較

自分が割引の対象になっているのか知ることができるため、損なくお得に利用することが可能です。割引が適用される条件や割引内容について詳しく解説していきます。

PayPay割りを使う

PayPay割りとは、上記でも触れた「シンプル2」に新たに登場したPayPayカード割引のことです。カードを携帯料金の支払いに設定することで、毎月187円の割引がされます。他のクレジットカードでの支払いでは適用されないため注意しましょう。

割引を適用するには、まずPayPayカードまたはPayPayカードゴールドを用意する必要がありますPayPayカードとはPayPayをチャージできる唯一の対応カードで、PayPayカードは年会費は永久無料、PayPayカードゴールドは年会費11,000円です。

おうち割りセットを使う

出典:Y!mobile「おうち割」

Ymobileのおうち割りセットには、「おうち割でんきセット(A)」と「おうち割光セット(A)」があります。おうち割でんきセット(A)は、Ymobileと対象のでんきサービスを利用することで1回線につき毎月110円の割引がされるサービスです。

おうち割光セット(A)は、自宅のネットをSoftbank光またはSoftbank Airにして、Ymobileとセットで利用することで割引されるサービスです。割引額は、「シンプル2」のSプランであれば毎月1,100円、MプランとLプランは毎月1,650円です。

家族でYmobileを利用している場合、おうち割りセットは家族全員に適用されるため、1人だけでなく家族みんなでお得にすることができます。

家族割引サービスを使う

出典:Y!mobile「家族割引サービス」

 

家族割引サービスとは、2回線目以降の料金が毎月1,100円の割引がされるサービスです。対象となるのは、血縁または婚姻関係にある家族、もしくは同じ住所であることが確認できる家族になります。

家族確認書類を提出し、家族であることが証明されれば同居していなくても割引されます。最大9回線まで適用することができ、一人で複数回線を契約している場合にも適用可能です。

最大割引適用後の料金比較

利用できる割引が全て適用された金額と、現在の利用料金とを比較して検討する必要があります。最大割引適用後の料金と比較することで、旧プランから「シンプル2」に変更するべきか判断することができます。

利用するデータ容量によって料金や割引額が異なるため、「シンプル2」に変更したら今と料金はどのくらい変わるのか把握することが大切です。

 

下表に旧プランと最大割引後料金比較をまとめました。

旧プラン

基本料金

シンプル2

基本料金

SoftBankb Air加入・PayPayカード払いの場合 データ使用量が1GB以下場合の料金
S 2,178円

(3GB)

2,365円

(4GB)

1,078円

(基本料金から最大1,287円割引)

×
M 3,278円

(15GB)

4,015円

(20GB)

2,178円

(基本料金から最大1,837円割引)

1,078円

(1,100円割引)

※1

L 4,158円

(25GB)

5,115円

(30GB)

3,278円

(基本料金から最大1,837円割引)

1,078円

(2,200円割引)

※2

料金は全て税込み表記です。

※1:シンプル2のMプランにSoftBankb Air加入・PayPayカード払いの場合割引が適用され、さらにデータ使用量が1GBだった場合の料金です。

※2:シンプル2のLプランにSoftBankb Air加入・PayPayカード払いの場合割引が適用され、さらにデータ使用量が1GBだった場合の料金です。

また、SoftBankb Air加入・PayPayカード払いのではない場合で、単純にデータ使用量が1GB以下場合旧プランと、1GB以下の割引後の料金比較表は下記となります。

旧プラン

基本料金

シンプル2

基本料金

データ使用量が1GB以下の割引金額
S 2,178円

(3GB)

2,365円

(4GB)

×
M 3,278円

(15GB)

4,015円

(20GB)

2,915円

4,015円から1,100円割引)

L 4,158円

(25GB)

5,115円

(30GB)

2,915円

5,115円から2,200円割引)

例えば、シンプル2のLプラン(30GB)は、SoftBankb Air加入・PayPayカード払いの割引が適用され、さらに総データ利用料が1GB/月の場合、さらに2,200円ほど割引されるため、税込み 1,078で利用ができます。

法人のお客さま向けの割引サービスもあります。

旧プラン

基本料金

シンプル2

基本料金

法人契約割引2(2回線以上のご契約)適用の場合 データ使用量が1GB以下場合の料金
S 2,178円

(3GB)

2,365円

(4GB)

1,408円

(基本料金から最大957円割引)

×
M 3,278円

(15GB)

4,015円

(20GB)

3,058円

(基本料金から最大957円割引)

1,958円

(1,100円割引)

※1

L 4,158円

(25GB)

5,115円

(30GB)

4,158円

(基本料金から最大957円割引)

1,958円

(2,200円割引)

※2

料金は全て税込み表記です。

※1:シンプル2のMプランに法人契約割引2が適用され、さらにデータ使用量が1GBだった場合の料金です。

※2:シンプル2のLプランに法人契約割引2が適用され、さらにデータ使用量が1GBだった場合の料金です。

※法人契約割引は諸条件を満たすことが必要なため、詳細は公式サイトをご確認ください。

また、一般の方で法人契約割引2を適用される方は少ないかと思います。

データ使用量が旧プランと、1GB以下の割引後の料金比較表は下記となります。

旧プラン

基本料金

シンプル2

基本料金

データ使用量が1GB以下の割引金額
S 2,178円

(3GB)

2,365円

(4GB)

×
M 3,278円

(15GB)

4,015円

(20GB)

2,915円

4,015円から1,100円割引)

L 4,158円

(25GB)

5,115円

(30GB)

2,915円

5,115円から2,200円割引)

「シンプル2」を契約する前に確認したい注意点

料金を比較して「シンプル2」の契約を決めたら、契約をする前に確認すべき注意点があります。注意点は以下の通りです。

  • 旧プランよりデータ量は増えるが料金が高くなる
  • データ超過時の通信速度について
  • 国内かけ放題の「だれとでも定額+」と「スーパーだれとでも定額+」について
  • 留守番電話が無料で使えなくなる
  • おうち割り光セットと家族割引サービスを併用できない

 

注意点を把握しておくことで、旧プランから「シンプル2」に変更することで、今よりも損をしたなどのリスクを回避することができます。

旧プランよりデータ量は増えるが料金が高くなる

旧プランよりもデータ量が増えたというメリットがある反面、基本料金も同時に高くなっています。割引の適用無しでの差額は、Sプランの場合だと187円、Mプランは737円、Lプランは957円です。

しかし、「シンプル2」は料金の値上げだけではなく割引についても強化されています。ただし、旧プランを利用していて現状のデータ容量で充分という人には「シンプル2」への変更はあまりおすすめとは言えないでしょう。

データ超過時の通信速度について

「シンプル2」は、単に契約しているデータ容量を超えると通信速度が制限されるだけでなく、2段階に分けて低速になり旧プランよりも通信速度が遅くなります。1段階目の速度はSプランが300kbps、MプランとLプランは1Mbpsです。

ここから「シンプル2」では、通信速度の制限がされたまま規定容量を使用することで2段階目の速度制限がかかります。通信速度について、分かりやすく表でまとめましたのでご覧ください。

1段階 2段階
旧プラン 最大1Mbps
シンプル2 S 4GB〜300kbps 6GB以上:128kbps
シンプル2 M 20GB〜1Mbps 30GB以上:128kbps
シンプル2 L 30GB〜1Mbps 45GB以上:128kbps

128kbpsの速度としては、LINEやメールなどは問題なく使うことができますが、マップの使用やSNS、動画、インターネットはほとんど利用できません時間をかけることで利用できる可能性はありますが、時間をかけたのにエラーになったりとストレスを感じてしまうでしょう。

国内かけ放題の「だれとでも定額+」と「スーパーだれとでも定額+」について

「だれとでも定額+」と「スーパーだれとでも定額+」には、有料のサービスが無料で4つ付帯しているとはいえ、4つとも利用しないという人には単なる値上げになります。

そのため、4つのオプションが必要ないという人は「シンプル2」への変更を検討する必要があります。反対に、これまで4つのオプションを利用していた人は、オプション全てを合計すると880円になるため「シンプル2」で国内かけ放題プランを利用した方がお得です。

留守番電話が無料で使えなくなる

旧プランでは、無料の留守番電話が利用できましたが「シンプル2」からは利用できなくなります。Ymobileには2種類の留守番電話サービスがあり、無料の留守番電話サービスと月額330円の留守番電話プラスがあります。

無料の留守番電話サービスは留守電の保存期間が72時間で保存件数は30件、留守番電話プラスは保存期間が最大7日間で保存件数は100件です。

しかし、「シンプル2」では月額330円の留守番電話プラスしか選べなくなるため注意が必要です。国内かけ放題に加入している場合は、無料で留守番電話プラスが利用できます。

おうち割り光セットと家族割引サービスを併用できない

おうち割り光セットと家族割引サービスの両方が対象であっても、併用することはできません。両方が適用可能だった場合には、割引額の大きい方を選ぶのがお得です。どちらがお得なのか簡単にまとめたので、以下をご覧ください。

  • おうち割り光セットがお得の人=Softbank光またはSoftbankAirを契約中の人
  • 家族割引サービスがお得の人=Softbank光またはSoftbankAirを契約していない人

 

どちらか一方の割引しか適用することができないため、「シンプル2」をお得に利用するためにも理解しておきましょう。

「シンプル2」が合う人

「シンプル2」について分かったところで、新プランに最適な人の特徴を紹介します。自分が「シンプル2」に合っているのか判断材料にしてみてください。

データ繰り越しやSプランを使う人

毎月データ容量が余ってしまう人やSプランを使っている人は「シンプル2」がお得です。当月のデータ容量が余った場合、翌月に繰り越すことができるためデータを無駄なく使いたい人に最適のサービスになっています。

また、Sプランを契約していて3GBを少し超えてしまう人にも「シンプル2」がおすすめです。例えば、シンプルSでデータ容量が少しだけ足らない場合、550円のデータ増量オプションの契約が必要となります。

しかし、「シンプル2」だとデータ容量が4GBに増えているため、データ増量オプションは不要です。

Softbank Airに加入したい人・契約中の人

Softbank Airへの加入で一番大きな割引額となるおうち割り光セットが適用可能なため、Softbank Airに加入したい人や既に契約中の人におすすめです。

「シンプル2」のおうち割り光セットは旧プランよりも割引が増額されており、Sプランで1,100円、MプランとLプランでは1,650円となっています。そのため、SoftbankAirに加入したい人や契約中の人は、旧プランよりも割引額が大きい「シンプル2」がお得です。

データが足りない人

「シンプル2」はS/M/Lの3つともデータ容量が増えているため、毎月データを追加している人やいつも速度制限にかかっているという人におすすめです。MプランとLプランは旧プランよりも値上げ金額が大きく感じますが、割引を適用させることで価格をおさえることができます。

旧プランではデータが足りないという人は、快適にスマホを利用するためにも「シンプル2」への変更をおすすめします。

まとめ

2023年10月3日から開始する「シンプル2」は、旧プランと仕組みはほとんど変わりません。旧プランと異なる点は以下の通りです。

  • 旧プランの「シンプルS/M/L」からデータ容量が増量
  • 余ったデータ容量は翌月に繰り越し可能
  • 当月のデータ使用量が1GB以下の場合、基本料金から自動的に割引
  • 国内かけ放題に4つのオプションが無料で付帯
  • 割引施策が強化されている

 

値上げされただけでなく、同時に割引金額も増額しているため上手く割引を適用させることでお得に利用できる可能性があります。

 

また、「データ繰り越しやSプランを使う人」「Softbank Airに加入したい人・契約中の人」「データが足りない人」は新プランへの変更がおすすめです。本記事を参考に「シンプル2」を検討してみてください。

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