この記事では、Antutuベンチマークを参考に、最新スマホのCPU(SoC)比較表をランキング形式で掲載しています。
「処理速度の速い、サクサク動くスマホが欲しい」
「スマホの性能を比較したい」
という方はぜひご覧ください。
また、Antutuベンチマークアプリやスマホの「CPU」と「SoC」の違いについても解説していますので、参考にしてみてください。
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比較する際のおすすめ指標
日本で販売されているスマホで使われているおもなCPU(SoC)は以下3種類です。
・Qualcomm Snapdragon(Android)
・Google Tensor(Google Pixel)
基本的にどのCPU(SoC)も世代が新しく、型番の数字が大きいほど高性能(処理速度が速い)です。
たとえば、Androidのほとんどの機種で使われているSnapdragonの場合、888よりも8 Gen 1、8 Gen 1よりも8 Gen 2の方が高性能となっています。
しかし、この方法ではiPhoneとAndroidの性能を比較できません。
また、同じCPUを搭載していても、機種によって性能は異なります。
そこで、スマホの性能を比較する際に役立つのが「Antutu Benchmark」です。
【指標】Antutu Benchmark
Antutu Benchmark(Antutuベンチマーク)とは、スマホの性能を計測し、数値化してくれるアプリです。
Antutu Benchmarkでは、以下4つの項目のテストを行い、スマホの総合的な性能を判定しています。
・GPU:3Dゲームなどに必要なグラフィック性能
・MEM:メモリとROMの読み書き速度
・UX:操作性などユーザー体験にかかわる性能
自分でアプリをダウンロードして計測することもできますが、Antutu公式サイトなどで計測結果が公開されているので、購入の際に参考にするとよいでしょう。
【参考】SoC(System on a chip)とは
スマホのCPUについて調べると、「SoC」という表記も出てくるため分かりにくく感じるかもしれません。
SoCとは「System on a chip」の略で、CPU、GPUなどスマホの制御に必要なパーツがまとめられたチップ(チップセット)のことを指しています。
Apple「Aシリーズ」、SnapdragonやTensorも、厳密にはCPUではなくSoC(チップ)なので、「A16 Bionicチップ」などと呼ばれることもあります。
つまり、スマホのCPUとは、SoC(チップ)を構成する1つのパーツです。
ただし一般的に、スマホの「CPU」と「SoC」と同じ意味で使われることが多いので、基本的にスマホのCPU=SoCと考えて構いません。
この記事では、スマホのCPU(SoC)と表記しています。
比較表
現在日本で販売されている主なスマホのAntutuベンチマークスコア計測結果です。
搭載端末 | AnTuTu | CPU名 | 発売時期 |
Galaxy S23 Ultra | 1,241,476 | Snapdragon8 Gen 2 | 2023年4月 |
Galaxy S23 | 1,192,641 | Snapdragon8 Gen 2 | 2023年4月 |
Zenfone 9 | 1,096,122 | Snapdragon8+ Gen1 | 2022年11月 |
Xiaomi 12T Pro | 1,076,952 | Snapdragon8+ Gen 1 | 2022年10月 |
POCO F4 GT | 967,255 | Snapdragon8 Gen 1 | 2022年6月 |
iPhone 14 Pro | 946,331 | A16 Bionic | 2022年9月 |
iPhone 14 Pro Max | 941,830 | A16 Bionic | 2022年9月 |
Galaxy S22 Ultra | 898,751 | Snapdragon8 Gen 1 | 2022年4月 |
Xperia 1 IV | 854,698 | Snapdragon8 Gen 1 | 2022年6月 |
Xperia 5 IV | 850,537 | Snapdragon8 Gen1 | 2022年10月 |
iPhone 13 Pro Max | 849,150 | A15 Bionic | 2021年9月 |
Xperia 5 III | 845,080 | Snapdragon 888 | 2021年10月 |
iPhone 13 Pro | 843,769 | A15 Bionic | 2021年9月 |
Xperia 1 III | 837,540 | Snapdragon 888 | 2021年7月 |
iPhone 14 Plus | 826,583 | A15 Bionic | 2022年10月 |
iPhone 14 | 823,194 | A15 Bionic | 2022年9月 |
Xperia PRO-I | 818,440 | Snapdragon 888 | 2021年12月 |
Zenfone 8 | 801,748 | Snapdragon 888 | 2021年8月 |
iPhone 13 mini | 791,843 | A15 Bionic | 2021年9月 |
iPhone 13 | 791,770 | A15 Bionic | 2021年9月 |
Zenfone 8 Flip | 789,572 | Snapdragon 888 | 2021年8月 |
Galaxy S22 | 789,421 | Snapdragon8 Gen1 | 2022年4月 |
AQUOS R6 | 788,805 | Snapdragon 888 | 2021年6月 |
Xiaomi 11T Pro | 785,584 | Snapdragon888 | 2021年11月 |
AQUOS R7 | 785,528 | Snapdragon8 Gen1 | 2022年7月 |
Google Pixel 7 Pro | 777,466 | Google Tensor G2 | 2022年10月 |
Google Pixel 7 | 773,540 | Google Tensor G2 | 2022年10月 |
OPPO Find X3 Pro | 739,642 | Snapdragon 888 | 2021年7月 |
iPhone SE3 | 726,526 | A15 Bionic | 2022年3月 |
Google Pixel 6 | 705,744 | Google Tensor | 2021年10月 |
Google Pixel 6a | 702,655 | Google Tensor | 2022年7月 |
Google Pixel 6 Pro | 694,315 | Google Tensor | 2021年10月 |
Xiaomi 11T 5G | 689,675 | MediaTek Dimensity 1200-Ultra | 2021年10月 |
Xiaomi 11 Lite | 535,043 | Snapdragon 780G | 2021年7月 |
出典:Ranking (Antutu Benchmark公式) ※記事作成時点での情報です
まとめ
現在日本で販売されているスマホで使われているおもなCPU(SoC)は以下3種類です。
・Qualcomm Snapdragon
・Google Tensor
基本的に世代が新しく、型番の数字が大きいほど高性能となっています。
スマホの性能の違いをさらに詳しく比較したい方は、Antutu benchmarkスコアを参考にするとよいでしょう。